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エコロッジって何?
 

エコロッジとは自然に恵まれた立地にある宿泊施設ですが、同時に地球に優しく、周囲の好環境を再認識させる教育プログラムやエコツアーを実施、また地域住民との協調性が高い施設であることが第一条件です。環境に負担の少ない小・中規模の施設が環境に配慮した設備に投資し、収益の一部を環境保護や地域住民に還元することでエコロッジとして認識、認定されるのです。

エコロッジは環境が元に戻らないほど破壊してまで建設する宿泊施設ではありません。既に人の手が入った自然が多く残る場所にこれ以上の環境悪化を防ぐ跡地利用としてエコロッジを運営します。また保護をしたくても資金不足で自然環境の多く残る土地を手放さなければならない場合など救済法のひとつとして運営されています。たとえ新設する場合でも入念に計画を練り、環境負荷を限りなく少なくする努力を怠りません。

環境保全には資金とそれを理解する人の努力を必要とします。エコロッジのオーナーはエコツアーなどの自然教育プログラムを催し、伝統文化・習慣等体験の場を提供をすることで利用客の自然・生活環境意識を高め、収益の一部を自然保護や地域社会の発展に役立てます。

エコロッジ先進国はコスタリカ、ペルー、ブラジル、エクアドル、米国、オーストラリア、ニュージーランド、ケニア等で、アジアでは東南アジアを中心に少しずつ定着してきておりますが、日本ではまだ初期段階にあり、エコロッジ経営を志望する方も少なく、コンセプトを理解する方も少数に留まります。オーストラリアではNEAPと呼ばれる認定プログラムを通じて宿泊施設をはじめ、ツアー商品やアトラクションなどエコツーリズムに深く関連のある商品を認定しています。また、コスタリカではCSTと呼ばれる独自の認定基準を設けており、環境に優しい宿泊施設を支援するという当協会の設立趣旨と並行しています。

 
写真提供(瓜田・高山)
エコロッジと従来の宿泊施設との比較
エコロッジ
従来の宿泊施設
シンプルな作りだが、必要最低限のものは揃っている。 ゴージャスに過ごすためのアメニティーが豊富に用意されている。
その地域でしか味わえない体験ができる。 どこに行ってもほとんど同じ要素を満たしている。
自然に触れるアクティビティーや教育プログラムの参加が目的。 リラックスすることが目的。
レクリエーションは自然が相手。ハイキング、ダイビング、シーカヤッキング、乗馬など。 施設を利用して遊ぶことが多い。テニス、ゴルフ、プールなど。
自然に配慮して施工、建設がなされる。 多少自然を犠牲にしてもコストパフォーマンスが高い施工法が選択される。
一人のオーナーが中心に施設全体を運営する場合が多い。 複数のオーナー、またはグループ企業が施設運用をする場合が多い。
施設のユニークさ、場所、少人数制、きめ細かいサービスで収益を上げる。 客数を多くし、サービスを提供し、宿泊料を高めに設定して利益を上げる。
初期投資は比較的少なく、また光熱費削減などで回収する。 初期投資は多く、客数を増やすことで回収する。
一番の売りは周囲の環境、そして宿泊施設。 一番の売りは宿泊施設、次に周囲の環境。
郷土料理がメイン。地元で収穫した魚介類野菜類を使用。ヘルシー。 グルメな料理。輸入食材を使うことが多い。
広告はインターネットなど自主的に行われる。 広告はインターネットやメディアなど組織的に行われる。
エコツアーガイドなど自然を熟知した人が常駐している。 自然に対して熟知している人がいない、または少ない。エコツアーの斡旋に留まる。
*国際エコロッジガイドラインから抜粋:日本のエコロッジはこれに該当しない項目もあります。
エコロッジの設備例